帯のおはなし(`・ω・´)

コーディネートでいつも悩まされる 帯・・・!
組み合わせによって、キモノの表情がガラっと変わってしまうほど
帯の役割はとても大きいのです♪
みなさんは 帯 にも種類があるのをご存知ですかっ?
一言に 帯 と言っても、いろいろな種類があるんです。
その違いは、『長さ』と『仕立て方』
いつ・どんな時の着物と合わせる???
= 帯結びに必要な『長さ』がそれぞれ違うので、用途によって帯を選ぶ必要があります。
たとえば、振袖を着るとき。 ひだをいっぱい作って華やかな帯結びにする時、長さが足りないとシンプルな帯結びしか出来なくなりますよね。
色んなシーンで使いやすいよう、柄付けや刺繍、豪華さも多種多様なものが作られています。
★帯の名称
全通柄・・・帯全体に柄が入っている帯の事。(別名 通し柄)
六通柄・・・手先部分・たれ部分に柄付けされている帯の事。余白部分は無地の布になります。全体の6割、柄が入っているため六通と呼びます。
お太鼓柄・・・胴に巻いて見える前の部分、お太鼓の部分に柄が入っている帯の事。いい位置に柄を持ってこないといけない為、着付けが少し難しめです。(別名 飛び柄)
★帯の種類
名古屋帯
一般的によく使用されている 名古屋帯。普段着にぴったりな帯です。金彩や刺繍など細工が施されているものは、おしゃれ着(略礼装)にも使える万能なお方です。
袋帯や丸帯を巻くのが主流だった大正時代。重量もあり、結ぶにも一苦労でした。普段の生活に着るものとしては、時間と労力がかり少々使いにくい。そこで名古屋女学校の創始者が、胴に巻く部分を縫い留め、早く簡単に着付けられるよう考案したのが『名古屋帯』の始まりといわれています。また、呉服店が合理的な帯をつくろうと商品化した、など諸説あるようです。
簡単かつ素早く着れるように、着物や帯もどんどん進化していっているんですね!
幅・・・手先15cm・たれ30cm
長さ・・・360cm前後
名古屋帯の種類は 2つ!
八寸名古屋帯 と 九寸名古屋帯
その違いは『仕立て方』にあります。八寸と九寸というのは、お仕立て前の帯幅のこと。お着物のお仕立ての時、『尺寸』を使って計っていきます。
八寸(=30㎝内外)・九寸(=34㎝内外)
九寸名古屋帯・・・胴に巻く部分は帯芯を入れて縫い合わせ、たれの部分は折り返して縫い合わせてあります。端の部分が折り込まれて仕立てられており、芯が入っているためしっかりとした作りになっています。カジュアルな装いから、訪問着などのフォーマルな際にも活用できます。
八寸名古屋帯・・・通称かがり帯。帯芯もなく、たれの折り返し部分と手先部分だけかがり縫いでお仕立てをします。お仕立ても比較的簡単で、軽い雰囲気になるのでカジュアルなシーンでの着用に向いています。綴れ帯で金糸・銀糸を使っているフォーマル向けのもあるようです。八寸名古屋帯のほとんどが『織りの帯』になります。絽・紗・羅(ろ・しゃ・ら)という夏物の透けている帯は、こちらの仕立て方になります。
半幅帯
着物レンタルショップで多く使用されているのは、この半幅帯。帯の半分の幅なので『半幅帯』…そのまんまですね。最近は、いろんな飾り結びができるように400cm程の長さがあるものもあります。仕立て方は2通り、『小袋帯(こぶくろおび)』2枚の布を筒状に縫い合わせたもので、リバーシブルにすることもできます。『単帯(ひとえおび)』ポリエステル等で1枚仕立ての帯。主に浴衣などに使用され、軽くて涼しげな装いになります。半幅帯は、比較的作りやすいので、生地屋さんで好きな布を選んでハンドメイドされる方も多いようです。ただ結びにくい生地もあるので、素材選びは重要かもしれません。また、最近はレースの半幅帯も多く出回り、コーディネートの幅も広がりますね。
着物にも、浴衣にも使えるので、年中使えそうな素材や柄のものがあると便利かもしれません。夏用の透けた素材のものは、袷(あわせ)の着物には向かないのでご注意を♪
幅・・・15cm
長さ・・・360cm前後(アレンジがしやすいように、長いものも増えてきてるみたいです♪)
袋帯
最も格式が高く、ハレの日には、袋帯で二重太鼓や振袖の飾り結びをして華やかに装います。金糸・銀糸が控えめなもの、使用していないものは、準礼装などにも使用できます。
ほとんどが織りの帯になり、柄行きも様々ですが、正倉院文様・吉祥文様・有職文様(おめでたい柄や伝統的な柄)などはフォーマル向けの柄になります。
もともとは丸帯といって正装用に、帯地にはとても豪華な織り物が表裏使用されていていました。ただかなり重く結ぶのにも一苦労だったため、表地のみ織りの柄を使用し、裏地を無地にして丸帯よりも軽くて結びやすい袋帯が考案されました。生い立ちが名古屋帯と似ていますね。現在は、芸者や舞妓さんの帯に丸帯の仕立て方が使用されています。
幅・・・30cm
長さ・・・450cm前後
そして男性用の帯は、角帯(かくおび)と兵児帯(へこおび)の2種になります。
レンタルショップでよく使用されるのは角帯!普段着から礼装用まで幅広く活用することができます。
兵児帯は、角帯よりも幅広でやわらかい素材で出来ているのでカジュアルなシーンでの着用になります。
こどもに使うことが多かったですが、最近は女性用の可愛い兵児帯も沢山あるので、夏の浴衣時期には重宝する帯です。
帯を選ぶ際は、『どこに』着ていくのかを明確にする事で一段と選びやすくなります。
このキモノにはこの色の帯が絶対合う!なんてものはありません♪
あなたの雰囲気やなりたいイメージで、無限大にコーディネートする事が出来るからです♡
キモノレンタルなら着付けをしてくださる方に、
購入するなら店員さんに
どこに着ていくのか、どんなイメージを持っているのかを伝えてみてアドバイスを受けてみてください♪
自分が考えつかなかった
とっても素敵なコーディネートに出会えるかもしれません☻☻☻
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